自転車の面白さ。
自転車レースは面白い。
これ、本当にたくさんの人に知ってもらいたいんです。
残念ながら、日本ではまだまだマイナーな競技ですが、近年はツール・ド・フランス埼玉が開催されたり(その年のツールドフランスの優勝者が日本で見られるなんてとんでもないこと!)ジャパンカップの来場者数も年々右肩上がりだったりと、確実に認知度は上がっていると感じます。
具体的に何が面白いの?
自転車レースの面白さはズバリ、「勝利への過程」にあると考えています。
脚力、精神力、忍耐力、瞬発力、、、
勝つためにはあらゆる能力が必要とされますが、戦略もそれ以上に重要となってきます。
白紙に0から勝利のプランを描く。
「どこでアタックをかけるのか」
「どこでアシストを投入するのか」
「アタッキングポイントで落車が起きた時、どのように対処するのか」etc…
つまり、最終的にレースで勝つのはたった一人ですが、アシスト選手や監督、メカニックなど、あらゆる人たちの協力無しには勝てないのです。
全てがうまく噛み合って初めて勝利を手にすることができます。
このことから考えると、例えばツール・ド・フランスを5連覇するような選手がどれだけ天才的に強いか分かりますよね。
レースに出て初めてわかる面白さ
さて、自転車レースは見るだけでも十分楽しめるのですが、深いところまで楽しみたいとなると、やっぱり自分でレースに出るのをお勧めします。
自分で乗ってみるようになると
- レース強度が想像できるようになる
- レースの動きに納得できるようになる
- より感情移入し、多くの感動や興奮を得られる
というようなメリットがあります。
特に最後の感情移入については、スタート前の緊張感、苦しい登り坂、ゴールした瞬間の喜びなど、自分が経験しているからこそリアルに熱量として伝わってきます。
実際、僕もレースに出て、よりリアルに楽しめるようになりました。
「自転車レースは人生だ」
最後に、この格言をご紹介します。
「自転車レースは人生だ」
文字通り、「山あり谷あり」を地で行く自転車レースは下手をすると死ぬこともある。
美しい自然や素晴らしい人々との出会い、別れ、山岳での絶望的な苦しみ、先の見えないトンネル。
人生においても同じようなシーンがきっとあると思います。
レースに出れば分かりますが、基本、ずっと苦しいです。
辞めたいと思うこともあります。
ですが多くの選手は勝利のため、確実に存在するゴールのため、苦しみながらも走り続けます。
そんな選手達の美しい生き様こそ、自転車レースを見る最大の魅力なのかもしれません。